芸能の世界でも、声だけで演出するのが、声優というお仕事。
声優(せいゆう)またはヴォイスアクターのお仕事は、ラジオドラマ、テレビ、映画、アニメ、テレビゲーム、洋画の声の吹き替えなどに、主に声だけで出演しています。
日本の声優は、1925年にNHKラジオで誕生。このときはまだ「ラジオ役者」と呼ばれていました。
「声優」という呼称が定着するのは、1942年以降でその後、テレビが普及しましたが、それと同時にアニメや映画の吹き替えがさかんになってきて、声優という芸能ジャンルが確立しました。
アニメには、声優が欠かせません。声優の声のイメージは、イコール、キャラクターのイメージを形成しています。
「宇宙戦艦ヤマト」のデスラー総統といえば、伊武雅刀。
「銀河鉄道999」の鉄郎、鬼太郎、「ドラゴンボール」の「孫悟空」など、少年役といえばこの人、というほど一世を風靡した野沢雅子。
「銀河鉄道999」のメーテルといえば池田昌子、オードリー・ヘプバーンやメリル・ストリープの声の吹き替えとしても有名です。
ドラえもん役を26年演じられた、大山のぶ代。
「機動戦士ガンダム」のアムロといえば、古谷徹。同じくシャアといえば、池田秀一。
ルパン三世といえば、24年演じた山田康雄(故人)。ルパンと風貌が似ていたことでも有名でした。 現在は栗田貫一さんが声優を演じています。
美男系ヒーローといえば、神谷明、などなど。 有名な声優さんは、アニメ史や芸能の世界でも名を残しています。
アニメの場合は、画面を見ながらタイミングをはかり、自分の担当するキャラクターのセリフをしゃべるアフレコと、事前にセリフを吹き込んでおくプレスコの2種類の方法がありますが、日本ではアフレコが主流となっており、絵に描かれたキャラクターの演技に合わせることが一般的です。
もっとも、実際の現場では、制作スケジュールの逼迫により、作りかけの線画による静止画、または完全に絵のない状態で声をあてなければならないことも多いそうです。
子供から大人まで、なりたい職業として人気もある声優。
声優になるためには、俳優(声優)養成所や、専門学校で学ぶ方法があります。
俳優と声優とは別もので、名俳優が名声優になれるかというと、必ずしもそうではないようです。体を使った演技と、声だけの演技とでは芸能に差が存在するのです。
もちろん、劇団出身や、劇団を主宰している声優さんもたくさんいます。
これから声優を目ざす人は、ベテラン声優のように、幅広く芸能を身につけ、歌にドラマに司会にと、通用する声優さんを目ざしてほしいものです。

