音楽療法とは
音楽療法とは、文字通り、音楽を使って人の心身の不調を癒す精神療法の総称です。
音楽は、聴く人に、心の高揚や落ち着きなどの効果をもたらします。また、自ら演奏する際は、言葉では言い表せない思いを表現することができます。こうした音楽の性質を心身の不調の治療に取り入れたのが音楽療法です。
音楽療法という言葉が使われるようになったのは、それほど昔のことではありませんが、実は音楽療法の歴史はかなり古く、古代ギリシアにまでさかのぼります。音楽療法の歴史は結構古いんですね。
音楽療法は近年では日本でも多くの人に注目されてきました、人の病気はメスや薬だけではなかなか治らないもの。音楽療法は、有力な医療行為の一つとして、今後の発展が期待されています。
音楽療法を本格的に受ける場合は、当然のことながら、その道の専門家から受けることになります。今は日本にも「音楽療法士」という職業の人が存在しています。
しかし、音楽療法については「医者にみてもらうほどではないから、音楽の力に頼ってみよう」くらいに思っている方も多いのではないでしょうか?
最近の音楽CDの品揃えは豊富で、用途も「胎教」「ヒーリング」「安眠」「リフレッシュ」など様々。
あるいは自分の好きなアーティストのCDをチョイスするのもいいでしょう。
静かな夜に、さわやかな朝に、お気に入りの場所で、好きな飲み物を片手に肩の力を抜いてのんびり音楽に耳を傾ける。心の休憩場所を作れば少しずつ甦っていくことでしょう。
音楽療法では、楽器の演奏や歌も有効です。大声で歌ったり、思い切り楽器を演奏してみたりすると、心のモヤモヤが吹き飛んでしまうこともあります。
音楽療法の歴史
創成期
宗教(原始宗教、自然崇拝など)の誕生と同時に音楽は生まれ、儀式や呪術に用いられた。これにより人びとの精神を鼓舞したり一種のトランス(憑依障害)状態を引き起こしたりする。
ユダヤ、キリスト教の賛歌などにおいても音楽は用いられ、これも信仰を深め、スピリチュアルな豊かさを感じさせ現在にも引き継がれている。
治療効果も古くから知られ、ダビデはサウルのうつ病を竪琴で治したとされる(旧約聖書『サムエル記』上16.14~23)。
発展期
第二次世界大戦により大量の傷病兵を出した米国は野戦病院において音楽を流し、ないし演奏してみたところ兵士の治癒が早まった。
その後米国を中心として音楽による治療効果が立証される(1830年ディーサンズDiserensなど)。
現在
各地で高齢者ケア、引きこもり児童のケアなどの現場で活発に活動が展開されており、岐阜県音楽療法研究所を嚆矢として自治体、大学でそのための研修、研究機関を設けるところも出てきた。
公的機関の認定として奈良市・岐阜県・兵庫県が独自の市及び県認定音楽療法士という資格を出している。現在の主流は日本音楽療法学会認定の音楽療法士という資格である。

